1月28日のストックホルム新年文化祭では、会員の皆様のご来場そしてご支援とご協力を賜り誠にありがとうございました。
おかげさまで大盛況のうちに幕を閉じることができました。
日本スウェーデンの外交樹立150周年を記念すべき新年文化祭は、在スウェーデン日本国大使館より山崎純大使ご夫妻や商工会の樗木健一会長夫妻他ご来賓をお迎えし、日本人会会員やお手伝いのボランティアの方方を含め約260名程が出席されました。
スウェーデン人と日本人が外交樹立を記念すべき年に、格別に新年を新たな気持ちで迎え、共に盛大にお祝いする新年会となりましたことは、スウェーデンに住む邦人や家族にとりまして殊更に慶ばしいことでした。
和服をお召しになる御夫人方も多く、新年文化祭は着物姿で一層華やかな雰囲気となりました。小袖クラブから着付けのご協力をいただきました。ワークショップでは、筆ことばの書道では、大木ひさよ先生が指導しそれぞれが今年の文字を一枚の大きな紙に書きました。また将棋クラブは、香川昴代表による将棋ワークショップでお子さんも大人も座って将棋をさしました。人気の昔遊びのワークショップでは、補習学校の高橋伝校長先生夫妻が指導をされ、日本のなつかしい色々な昔遊びをし、大人と子供も一緒に楽しみました。折り紙コーナーでは、おりがみ作家の鳥本範氏がおりがみを披露しました。スウェーデン淡交会裏千家のお茶ワークショップでは、マリアマーシュさんと廣畑陽子さんと伊藤静香さんのご協力の元3人でお抹茶とお菓子を一服いただく落ち着いた空間がありました。
日本人会会長の開会挨拶に続き、日本国全権大使山崎純大使の年頭のご挨拶では、2018年外交関係樹立150周年にあたり、日本とスウェーデンの関係が様々な分野において益々深まることを祈念されました。淳子令夫人もご出席を賜りました。樗木健一商工会会長の年頭挨拶は、会長と日本人会との関わりや150周年記念年にはスウェーデンと日本間のビジネス交流の大きな発展となる兆しと其れに向けて新たなる決意を語られ、また今後とも日本人補習学校への継続した支援と協力をすることの大切さを述べられました。美樹令夫人もご参加いただきました。JSPS所長津本忠治様令夫人、日本人補習学校運営委員長佐原真ご夫妻、日本人会鳥本範夫顧問、谷沢英夫顧問、小牧游顧問、シルバー会福田正道会長のみなさんをご来賓にお迎えいたしました。
新年文化祭の進行役は、美男美女の役員お二人の品川佳代さんとヴィクター・グランストロムさんで日本語とスウェーデン語で2か国語が同時に行なわれました。新年文化祭では、スウェーデンにおいて日本文化のそれぞれの道のプロフェッショナルな皆様にボランティア出場のご協力をいただきました。
オープニングの新年の和太鼓は舞鼓グループが力強い太鼓を披露いたしました。そして書道、木村ひろ子書家の書初めでは、力強く「和顔愛語」(わげんあいご)の文字を書かれました。温和な顔つきとやさしい言葉。和やかな笑顔と思いやりのある話方で人に接すること。という意味であることが説明されました。書初めの後には、スウェーデンで歴史ある日本人女性コーラス、「さくらコーラス」は、リーダー指導の藤川陽子先生の指導の元、大変美しい歌声を聞かせてくださいました。以前日本人会のクラブとして活動をされていましたが、2014年に会の所属クラブから独立し、コーラスグループとして広くご活躍されています。
次は、弓道は、舞台でスウェーデン人の弓道クラブに素晴らしい実演をお願いし、お正月らしい武道の実演に会場も大変ひきしまりました。弓道は日本では最古の武道といわれ江戸時代の武士の武道そして明治時代に引き継がれました。次は役員ヴィクターさんと友人によるバイオリンとヴィオラなど弦楽四重奏です。新春かくし芸は、大道芸人ヤーデットの南京たますだれは盛り上がり、手拍子で会場がひとつとなりました。尺八2重奏は、スウェーデン人デュエット、リンデル儘盟さん。最後はお待ちかねのソプラノコンサートは、ソプラノは大木瞳さん、ピアノは村上由祐さん。日本の歌曲の素晴らしいプロフェッショナルなソプラノの歌声に会場は、さながらイタリアのオペラ劇場のようになりました。
舞台で大使と商工会会長が餅つきをされている間に、子供たちがずらりと舞台のそでに並び、自分の番を待ちました。手返しは、ベテランのシモンしのぶさんです。同時に餅の食べ放題のサービスが始まり、会場の後ろのワークショップコーナーの一つのテーブルにはいろいろな味に味付けされた餅が運ばれました。きなこ、のりとおしょうゆ、ごま、手作りあんの餅が運ばれました。今年は、昨年甘いお菓子が足りず、餡がすぐになくなりましたので、いつもの3倍の量の手作り小豆餡を手作りしご提供しました。またおぜんざいも振る舞いました。
その後はロッテリー発表です。景品が全員にあたります。一等は、やすらぎハッセルンド協賛のスパ券お二人分、2等はヤパンスカトーリエット協賛のお米5キロをふた袋で10キロ、3等はブルーライトヨコハマ豪華お食事券セット,4等は、日本酒2本 豊国(純米酒)と樽(杉樽酒)、5等はFIJI WATER36本入りひと箱 6等は、日本酒 不動(純米吟醸) 1本 7等は、8等は、羽織 春の訪れ ハンス&洋子着物ブテイック、9等は、さちこ寿司お食事券セットペア 10等は、お米とお餅(1キロ)セット
また鳥本賞は縁起物 戌年作品 BULLDOG作品
木村賞 戌年の書、(木村ひろこ作品)
大木賞 笑、健セット(大木ひさよ作品)
金子賞 津軽塗の箸箱入り(赤)と「続あおもりのつけもの(青森県農業改良普及会)」本
小牧賞 シャンペン1本
名誉会員シモン賞 まこと弁当食事券
最後は、ロッテリー発表で歓声を上げ、当選者は舞台に上り、賞品を受け取りました。
新春の運だめしはいかがでしたでしょうか。
新年会が閉会した後に、舞台には
鬼のパンツをはいた鬼さんがステージに上がり、子供たちはふわふわ赤いボールをお面をつけた鬼にぶつけます。鬼は外―福は内ーと節分に早変わり!鬼さんにさんざんふわふわボールをぶつけた後は閉会となりました。
カフェコーナーでは、新しくセントエリクスプランにオープンしたカフェKOYAさんのご協力により日本のケーキが紹介されました。また、創作まかないうどんを平岩だいすけさんのご協力で提供いたしました。お弁当のご協力はMAKOTOBENTOさんそしてブルーライトヨコハマさんの新春弁当をご提供いただきました。
また、在スウェーデン日本国大使館より舞台に飾る金屏風や舞台での餅つき用に杵や臼をお借りしましたことこの場をお借りして御礼を申し上げます。
今日は楽しかったね!というお声が3世のお孫さんと一緒に手をつないで帰る日本人のおばあちゃまの声が帰りしな聞こえてきて役員もとても嬉しくなりました。
国籍を超えてボランティアでドイツ、スリランカ、スウェーデン、中国などから参加してくださり、グローバルな人材からのお手伝いもいただき、他にも大使館員、補習学校や商工会会員と幅広く日本人コミュニテイからお手伝いをいただけましたことを心より感謝を申し上げます。
2018年1月ストックホルム日本人会