迎春
ストックホルムでは、まだまだ寒い冬が続いておりますが、みなさまお元気でしょうか。
1月29日の日曜日に、恒例の新年文化祭が日本国大使やご来賓のみなさまをお招きし開催されました。
一番人気のお餅の食べ放題は、餅奉行の役員がボランティアの皆さんと会場で、一緒に餅を作り、来場者200人分用のお餅が次々と用意されました。
舞台では実際に杵臼によるお餅つきも行われ、お子さんたちが前に出て親子で餅つきを楽しむほほえましいシーンもございました。みなさんで協力して作られるお餅は、とりわけお子さんにとり、スウェーデンでのお正月の子供時代の佳き思い出の一コマとなりますでしょう。
あんこ、ごま、きなこ、お醤油のりと搗き立てのお餅は、今年も大人気だったようです。今年の特別は、日本人会特製、手作りの正月特別の数限定版のぜんざいです。おしまい頃におわんで限定で振る舞われました。これを偶然に食べられた方は、幸運が恵方からやってくる”恵方ぜんざい”の御利益として一年間、幸福と金運に恵まれますでしょう。
「恒例の「野菜天ぷらかき揚げ、ゆず、三つ葉入りうどん」が今年はなかったのは?残念です。」とおっしゃる会員の声や、「次回は色々なお菓子や日本のパンを作られる人がいらっしゃいましたら、日本のパンやお菓子を楽しみにしている孫に買ってあげたいので、どうぞ売ってください。」というお声もありました。お菓子がお上手な会員さんは、会まで名乗り出てくださいますよう!お願いします。みなさんに大変喜ばれることでしょう。今年は、トリュフ入りのチョコレートケーキ焼き菓子が一個のみでしたので、次回は、コーヒーに合う日本的なお菓子などをもう少し作っていただくなどアレンジする必要があると反省しています。
ステージでは、進行と台本作りと司会は、舞台プロデユースを実際にお仕事としてされていらしゃった司会者(役員の品川佳代さん)にお願いしました。
太鼓のピーチ洋子さんファミリー”舞鼓”の演奏に続き、会長開会の挨拶、在スウェーデン日本国山崎純大使の新年のご挨拶とJBC商工会樗木健一会長をはじめご来賓の新年の年頭挨拶に、多くの人が耳を真剣に傾けていらっしゃいました。その後に、ピアニスト中村亜須香さんの伴奏で藤川陽子先生のご指揮でのさくらコーラス合唱や、若さ溢れるZYKAによるよさこい踊り、かくし芸は大使館第一書記官の瓜生田ゆきさんの「南京たますだれ」、お正月らしい尺八演奏家のグンネル・リンデル様とお箏のイングリッド依田様の合奏と木村浩子先生の書道の作品「迎春」のご紹介や大木ひさよ先生の「筆ことば」クラブと有志による書道の「酉」書き寄せが次々と舞台で披露されました。
餅つき大会そして最後は会の活動紹介スライドショー、新春ロッテリー発表などが行われました。
大きな会場の半分では、日本文化ワークショップコーナーでは、自由参加で日本文化を楽しみながらゆったりと遊んでいただきました。ワークショップには、補習学校金子博校長先生からもご協力頂きました「おりがみ、けんだま、だるまおとし、福笑い。」昔遊びや片山鑑さんと香川昴さんの将棋クラブ、大木ひさよ先生率いる会の書道クラブ「筆ことば」や特別講師の仲原杏子さんによる百人一首コーナーや裏千家スウェーデンの淡交会の廣畑陽子さんやマリアマーシュさん、オーネル敏子さんが主催されましたお抹茶コーナーなどが人気がありました。
参加者のみなさまには、好きなように会場を自由に動けるようにワークショップのテーブルを配置いたしました。ステージを観たり聴いたり、カフェコーナーでブルーライト横浜特製の新春お弁当やMAKOTOBENTOやラムネやジュース、コーヒーや日本茶をご用意いたしましたが、みなさまは、どのような3時間を過ごされましたことでしょうか。
会場では、会所属クラブの小袖倶楽部(代表 小牧游、着付け サルメ里子さん)のご協力により、予めのお申込者に着付けをしていただき、倶楽部のメンバーの皆様の美しい着物姿や、あでやかな着物姿の若いお嬢様により、スウェーデンにいてもお正月らしい華やかな雰囲気が会場に醸し出されました。
また、日本より外務大臣賞を受賞されスウェーデンを代表される日本文化のご専門家の方方(書家 木村ひろこ様、おりがみ 鳥本範様、お茶室日本文化遺産保存活動、スウェーデンのおける日本文化啓蒙活動 小牧游様 尺八奏者グンネルリンデル様)に、舞台やワークショップにてご参加ご協力を快くご承諾頂き、新年会の場においても日本文化のご紹介そして啓蒙にご尽力いただきましたことは大変喜ばしいことであり、日本人会会員の層の厚さを物語っていると言えましょう。
当日プログラム:2017新年会プログラム
御礼状
一昨日の1月29日(日曜日)に、ストックホルム日本人会新年文化祭で、「楽しかった。美味しかった。」と普段正直にお世辞を言わないお子様達の素直な声を聞きますと、役員は、一番嬉しいものです。ご出演、ワークショップ主催、お弁当作り参加、一番大切なお餅つきやキッチン方にお手伝いを頂きましたことは大変ありがたいことでした。日本を思う人たちが一同に集まり、楽しい気分でお正月祝いを、スウェーデンの日本コミュニテイーで仲良くできましたことはなによりです。
今年は、杵臼の餅つきは、ご来賓から始まり、お子さんたちやお母さんたちの後に、舞台で餅になるまで餅奉行の女性役員が、最後は機械に頼らずパワフルに杵臼で一生懸命につきました。みなさんのお力が入りました”在スウェーデン日本女性パワーの縁起&無病息災餅”を十分にお召し上がりになれましたでしょうか。
餅作りに必要であり一番大切な新年会のシンボルであります杵臼をお借りするに当たり、在スウェーデン日本国大使館森田華子書記官の御好意にも、御礼を申し上げます。
新年のご祝辞を賜りました日本国山崎純大使そして令夫人、並びにご来賓のJBC商工会会長樗木健一様、他ご来賓の日本人補習学校の金子博校長先生、補習学校運営委員長貞守様、御礼夫人の皆様、シルバー会会長福田様、会計監査の山崎様、鳥本顧問、谷沢顧問、小牧顧問にもご参加を賜りありがとうございました。
ステージ、ワークショップにご参加の諸団体個人、会所属クラブメンバーや、ロッテリー景品をご提供企業、芸術家や書家や顧問の皆様多くのみなさまのご協力により楽しい会となりました。
ロッテリー賞品をたくさんいただきました「ヤパンスカトーリエット」のお店の賞品お引き渡しですが、受け取る日時の有効期限(2月28日)がございますので、当選者はひきかえ券をお持ちになり早めにおでかけください。「やすらぎ」一等賞も期間をお確かめください。
ワークショップ展示作品や舞台のステージご出演の皆様には、ご準備の成果があり、拍手喝采で迎えられ、みなさまに大変喜ばれましたので大成功と言えましょう。
閉会時に、お正月から節分へ導かれるという台本の通り、鬼のパンツをはき、ボールを子供達に投げつけられる「悪役」をお引き受けくださったスウェーデン人男子学生や日本語を学んでいらっしゃるストックホルム大学生やスウェーデン在住日本人留学生からも、お手伝いを楽しむ気持ちが、ひしひしと十分に伝わって参りました。
最後に、新年会の舞台構成、台本セリフ、司会進行と日本でのお仕事のご経験を生かし、ステージの進行リーダーをされた司会者の品川佳代さんには、心よりお礼を申し上げます。
正月休暇明けからすぐの準備、裏方作業を、最後まで快く親切な気持ちで、会のために一生懸命してくださいました今期役員のみなさんへ、ご家族や周りのみなさまのご理解とご協力があってはじめて役員活動ができますこと、本当にありがたく思っております。
また、いち早く在スウェーデン日本国大使館のフェイスブックでも、山崎大使の日本人会新年のご挨拶の内容ともにとりあげられましたので、リンクをシェアをいたします。
https://www.facebook.com/JapanEmbSweden/posts/1253631494732925
本年も、どうぞストックホルム日本人会をよろしくお願い申し上げます。
これから寒い日がしばらく続きますが、どうぞご自愛ください。
ストックホルム日本人会
会長 金子 葉子
(役員)副会長 ナロンイン真由美、へ―ドルンド松下福代、保坂佳代子、伊藤清香、ダニエル ロステ、品川佳代、カミッラ フー
ロッテリー賞品のご提供ご協賛並びに特別賞提供者の皆様へ
ご協力誠にありがとうございました。
YASURAGIやすらぎハッセルンデン、ヤパンスカトーリエットJapanska Torget(JFC NORDEN)、JSTV(LONDON NHKコスモメデイア)、BLUE LIGHT YOKOHAMAブルーライト横浜レストラン、さちこ寿司、MAKOTO BENTO、フィジーウオーターFIJI WATER 、ガムラスタンテイーハンドレン、鳥本賞、木村賞、大木賞、小牧賞、金子賞、谷沢英夫様、ナロンイン真由美様、ヘードルンド松下福代様、品川佳代様